会津木綿とは、陸奥国 会津郡(現在の福島県西部)に伝わる木綿平織りの伝統工芸品で、その丈夫から、古くから野良着に用いられていました。
厚みのあるふっくらした質感が特徴で、一般的な平織り木綿と比べると縮みにくいです。
色褪せしにくい染色の堅牢性の高い素材で、お家で気兼ねなくお洗濯していただけます。
会津木綿はその織り工程に特徴があり、縦糸を小麦澱粉の液に浸けて固く糊付けしてから横糸を織り込んでゆきます。
糊付けした縦糸に細かな節が生まれ、横糸との間に空気の層を作り出すことで、吸湿・吸水性に優れ、保温性も高い素材となります。
そのため、会津木綿は夏涼しく、冬は暖かな、一年中を通して着られる素材と言われています。